石川県の森林
森林面積は 28.6 万 ha で、県土の約 7 割を占め、国有林を除く民有林の森林面積は25.1 万 ha である。民有林の約 4 割に相当する 9.9 万 ha は人工林で、そのうち約 7 割が 46年生を超え本格的な主伐期を迎えている。
■森林の所有形態別構成
県総計28.6万ha
■民有林87.9%
■固有林12.1%
■民有林森林面積の構成
民有林計25.1万ha
■天然林55.9%
■人工林39.7%
■無立木地3.6%
■竹林0.8%
民有林の人工林における主要樹種の面積構成化
・スギ:71%・アテ:12%・マツ:9%
・スギ:71%・アテ:12%・マツ:9%
■国有林森林面積の構成
国有林計3.5万ha
■天然林55.9%
■人工林39.7%
■無立木地3.6%
出典:森林管理課「令和元年度 石川県森林・林業要覧」国有林の地域別の森林計画書
■人工林の齢級別面積
出典:森林管理課「令和元年度 石川県森林・林業要覧」
原木(丸太)需要の動向
県内の木材加工業が消費する原木(丸太)需要量は、近年では、平成21年の266千m³を底に、平成30年には400千m³と増加傾向です。
原木(丸太)需要の動向
樹種 | 主要樹種のスギ、アテ、マツをはじめ、ひのき、からまつなどがあります。 |
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コスト | 品質が確かで付加価値の高い県産製材品を、県外産製材品と競争力のある価格で、安定的に供給することが課題です。 |
供給量 | 本県の人工林における主伐面積は 20ha/ 年程度と低迷し、県産材供給量は、いしかわ森林・林業・木材産業振興ビジョン2011で掲げた目標値30万m³の約半分となっています。 |
強度 | 県産スギ、能登ヒバは、国土交通省の告示で定める製材の基準強度(無等級材)を上回っており、建築用部材として問題なく使用できます。 |